以前、友人から落ち込んでいる女の子に鈴を作ってほしいと注文があった。
その友人はすごくかっこいい人なので、その時の鈴はちょっと格好をつけていたと思う。
今考えると、私がいつも作るような鈴が欲しかったんだと思う、けど、私は注文してくれた人をずーっと考えながら作っていたので、その時はいつもと違うような鈴をつくったんだ。
数年後の今、気が付いたこと。
歳と共に、好きなもの嫌いなものが確定してきて、あまり迷わずいろいろなことを決められるようになった。
鈴を作り始めた頃、常に鈴をいくつか持ち歩いていて、あげたいと思えば誰にでも鈴をあげた。
いつからかいろいろ考えすぎるようになっていたんだなぁと思う。
クミコ