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時々、皆で篠山市中央図書館へ行く。
1〜2時間じっくり楽しみ、1人7冊、2週間分、どっさり28冊借りて帰る。 図書館へ行くと、まず入り口付近の新刊コーナーから。 いくつか鈴を連れ歩いているので、鈴をポケットやかばんにしまいながら、パーッと見渡して借りたい本をカゴの中へ。 それから、絵本コーナーで子たちと別れ、隣の雑誌コーナーへ。 なんとなく表紙を見て、立ち読み。 そして、やっと本のコーナーへ進む。 つい最近行った時には、特に借りたい本がなかったので、端から順にゆらゆらしながら本を探した。 「何かないかなぁ?」 世界史の棚に引き寄せられて、遺跡の写真集を手に取りながら、「あっ、古代日本みたいな本がいい!」目的地決定。 日本史の棚へ移動。 左上から順に魅力的なタイトルの本を探す。 すると、「八月の種」という本が目に止まった。 「忘れてはイケナイ物語り オキナワ」と下北沢ライブ14日間の全記録という文字。 もう一度棚を見ると、ここは確かに日本史のコーナー。 ? どれどれと、ページをめくると知った名前がある。 おぉーっ。 どうやら、御法川修監督のドキュメンタリー映画の上映14日間のトークイベントの記録が書かれた本らしい。 去年、「世界はときどき美しい」という映画の監督の舞台挨拶を京都に観に行った。 丁寧に生きたいと思えた映画。 監督とは、友人のそのまた友人という間柄。 ゆっくり、お話したいことはたくさん。 また、お会いできたらと思っていたけど。 日本史の棚で、出会うとは! おぉーっ。 しかも、あがた氏の名前もある。 これは、借りなければ! そう、私たちはシンプルに暮らそうと、2001年に東京から石垣島へ引越していた。 このイベントが行われた2002年は、新しい生活を楽しみ、できるだけ無駄なものをそぎ落としている最中だった。 東京に住んでいたら、きっとこのイベントに行っていただろうなぁ。。行きたかったなぁ。。なんて思って、それじゃあ、この14日間の記録を寝る前に1日づつ下北に行ったつもりで読もうじゃないかと考えた。 それで、この頃は毎晩下北沢へ。 私の記憶の中の下北沢は1999年。 ちょっと、古い。 改札を抜けて階段を下りると、前の花壇の所に看板持ちのバイトをしていた友人がいた。 雨の日も、雪の日も、きっちり4時から看板を持って。 友人の横に座り、おしゃべりをしていると、いろんな人が立ち寄ってそして、どこかへ出かけていった。 いつもここにいたので彼は、待ち合わせ場所でもあり、伝言板でもあった。 今は、バイトをやめてしまったからそこにはいないけど。。 そんな記憶を頼りに空想の中の下北沢へあと1週間ほど通っています。 クミコ
by ta-nm
| 2008-05-17 00:48
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