コンドウ家はしばらく風邪をひいていて、お粥の日が続いた。
昔々、二十歳の頃北京にある遠いの親戚の家に泊めてもらったことがある。
朝ご飯は毎日お粥。お粥はお父さん、お兄さんが作る係。
お米やトウモロコシ、キビなどの雑穀のいろんなお粥が出てきた。
お粥が出来る頃に団地のすぐ下にある屋台でアツアツ揚げパンを買ってくる。
あの中華街なんかで売っている長くてネジネジしてるやつ。お粥に漬け物。そして、醤油をチョンと付けた揚げパンをさらにお粥に付けて食べる。パンは柔らかく、お粥には味がつくいてウマい。
大家族でワイワイガヤガヤ。
また、食べたいなぁ。
クミコ